確かな品質を誇る清潔な羽毛羽毛へのこだわり

羽毛精製に最適な環境水と気候を求めて

羽毛専業メーカーとして高品質な羽毛を精製したい、その想いから羽毛のホコリやアカを取るために適した環境を探し求めて、たどり着いた場所が三重県明和町でした。長年の経験と知識に基づいて選び抜いた場所には、奇跡的な「水」と「気候」がありました。
当社は東京で創業し、第二次世界大戦以降は名古屋市に工場を構えていましたが、創業100年にあたる1990年、現在の場所に工場を移設しました。ここで洗浄した羽毛の白さに従業員の誰もが驚き、自社の製品に自信と誇りを持って新転地でのあゆみを始めました。

羽毛精製に適した環境

羽毛の洗浄に適した水と気候が整った場所で、豊富な地下水の恵みを受け、高品質の羽毛を精製することが叶いました。
工場の西方には、国内屈指の降雨量を誇る大台ケ原山地があります。山地に降った大量の雨は地下深くまでしみこみ、1000年以上の長い年月をかけて水に溶ける鉱物を洗い流し、ミネラルをほぼ含まない硬度の低い超軟水となって大量に流れています。また、工場を構えた伊勢平野には、西側に位置する山々へ雨を降らせたあとの乾いた風が一年を通して吹きおろします。羽毛の細部を洗浄するためには、この乾燥して湿度の低い気候が理想でした。
この「水」と「気候」こそが、当社が求めていた羽毛を精製するための条件だったのです。

羽毛を洗う水

コップに入れた水
当社の羽毛がキレイな理由は、洗浄に使う「水」にあります。この水は超軟水で、一般の水道水の硬度が50〜60(mg/ℓ)に対し、3.2(mg/ℓ)の数値しかなく、水の粒子が細かいのが特徴です。さらに、酸化還元電位の数値もマイナス(下図参照)のため、抗酸化(還元)力の強い水と言えます。


超軟水は浸透力が高く、羽毛の隅々まで浸透してアカや脂肪分を取り除き、還元力の高い水が、羽毛の機能を回復させることができるのです。
そして、羽毛を洗うためには洗いやすすぎに大量の水が必要です。当社では地下からふんだんに湧き出る水を十分に使い、常に新しい水を使って洗浄しています。そしてその水は伊勢湾の環境基準を遵守して排水しています。
この水は、きめが細かく、鉱物がほとんど溶けていないので、羽毛洗浄に使う天然素材の洗剤の使用量も少なくて済み、石けんカスもほとんど残りません。
従業員は飲み水や調理用にこの水を持ち帰って使っています。

※ORPとは、酸化還元電位のこと。プラスの数値ほど酸化した状態。
マイナスの数値の水は、抗酸化(還元)力の強い水と言えます。
※WHOの分類では、軟水は0~120mg/L
  河田フェザー 日本の水道水
ORP(mV) -131 +500~600
硬度(mg/L) 3.2 50~60

 

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地形図

この水には、羽毛の洗浄に適した3つの特徴があります。
1つめは、純水に近い超軟水です。きめ細やかな粒子を持つ軟水は、浸透力が高いので羽毛の隅々にまで浸透し、アカや脂肪分をキレイに取り除くことが可能です。
2つめは、還元する力が強い水です。酸化した部分から酵素を引っ張り出し、傷んだ部分を修復する力があります。
3つめは、地下水が非常に豊富にあることです。羽毛はいつも汲み上げた水を存分に使って洗うことができます。

羽毛が開く気候

羽毛に付着したホコリを取り除くために必要な条件は「気候」です。湿度の低い環境が羽毛のホコリを取る除塵作業に適しているのです。
三重県明和町は一級河川である櫛田川と宮川が流れる伊勢平野にあります。この地には、大台ケ原山地などで雨を降らせたあとの乾いた風が吹き付け、一年を通して空気が乾燥しています。この風を利用して特産品のひじきを天日に干したり、今では少なくなりましたが、冬には大根を干す風景が見られます。

ひじきイメージ
たくあんイメージ
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羽毛は絶対湿度が高いと小羽枝(しょううし)と呼ばれる細かい枝の部分が閉じてしまいます。一方で乾燥した場所では小羽枝が開きます。小羽枝が開いた状態で精製することができると、その部分に付着したホコリやアカを取り除くことができます。
つまり、工場は、羽毛を開いた状態にできる湿度が高くなりにくい気候条件が整った理想の土地にあります。以前、工場があった名古屋市は夏場の湿度が高いため、どんな技術を駆使しても羽毛の細部のホコリが完全には取り除けませんでした。そういった経験から湿度の低い場所を求めて、現在の地に工場を構えたのです。

精製の技術

この「水」と「気候」だけでは、高品質の羽毛は精製されません。当社が長年培ってきた経験と知識、洗浄技術が必要です。私たちの技術は、世界のトップレベルだと自負しています。
羽毛原料には表面にアカのようなものが付着しています。洗浄前の原料と洗浄後の精毛の顕微鏡写真があります。ホコリやアカが付着した原料に対し、洗浄後の羽毛は小羽枝が開き、細部に至るまでホコリが取り除かれていることがわかります。

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当社は、長年の経験値や観察力によって羽毛の特徴を理解し、独自の羽毛理論を構築しました。この理論をもとにオリジナルの精製機械を設計し、ほかには真似のできない除塵力と洗浄力を兼ね備えた機械と技術によって清潔でキレイな羽毛を精製しています。

羽毛の顕微鏡写真

洗浄前の原料の顕微鏡写真(左)→表面に汚れが付着しています。
洗浄後の精毛の顕微鏡写真(右)→小羽枝が開き、細部までキレイになっています。

お問い合わせ

河田フェザー株式会社
〒515-0303
三重県多気郡明和町大字山大淀3255番地 
TEL : 0596-55-2431 / FAX : 0596-55-4156
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