キレイの秘密

日本屈指の羽毛素材メーカーである河田フェザーには沢山の秘密があります。
世界に名を轟かす河田フェザーの羽毛のキレイの秘密をご覧ください。

世界で唯一

世界で唯一の環境
羽毛は湿度が高い所では毛足(羽枝といいます。)が閉じてしまいます。そうなると、羽枝の間のホコリやアカが取れなくなってしまいます。
逆に、湿度が低い場所では、羽毛は羽枝を広げます。その状態の羽毛はホコリやアカが取れやすくなります。
河田フェザーの羽毛洗浄工場は、三重県多気郡明和町にあります。ここは古くから、ひじきや大根の干場になっていました。
年間を通して乾燥しているので、ここは羽毛の羽枝が開きやすい場所です。
ホコリを羽毛のすみずみから取り除きます。
さらに、河田フェザーは世界有数の降雨地である大台ケ原山地から流れてくる豊富な地下水を使用して洗浄しています。
この水の特徴は3つです。
1.純粋に近い超軟水 2.還元水である 3.表面張力が弱い
水に溶けている鉱物がほとんどないので、洗剤の使用量も少なくて済み、石鹸かすにもなりにくいです。
還元力が強い水であるため、酸化した部分から酸素を引っ張り出してしまいます。
傷んだ部分が修復され、元のハードケラチンに戻ります。
表面張力が弱いため、狭い羽枝の間にも水が入り込んで洗浄します。
世界一の技術
河田フェザーの羽毛は世界で一番キレイに洗えると自負しています。
独自の設計で作られた羽毛洗浄ラインで羽毛は一つ一つ磨き込まれます。
羽毛の動きや特徴を長年の観察から理解し、独自の羽毛理論を構築。世界に類を見ない除塵力と洗浄力を発揮します。
羽毛の表面にはアカの様なものが付着しています。
これは洗浄の段階でキレイに落としておかないと、製品の中ではがれてホコリになって出てきます。
原毛にはホコリ・汚れ・アカが多く付着
洗浄除塵後は小羽枝までキレイに!
河田フェザーの洗浄では羽毛同士をぶつけて羽毛同士で羽毛を磨いています。お米を研ぐ感じが一番近いです。
こうして表面をツルツルに磨き上げ、製品にした後にホコリになるものを極限まで取り除きます。

キレイの秘密-生産編-

徹底的にホコリを取り除く
除塵機

【除塵機】
除塵機は羽毛についているホコリを取り除く機械です。
当社の除塵機は羽毛の特徴を活かした独自理論に基づく構造と世界トップクラスの大きさにより大量の除塵能力を発揮します。

ここでできる限り脂肪分を多く含んだホコリを取り除くことにより、洗濯機で汚れを落としやすくなります。
また、除塵機から出たホコリを燃やす際の熱を再利用し、洗濯機の温水にも使用しています。

除塵機
除塵機
磨き洗いによる洗浄
洗濯機

【洗浄機】
除塵された羽毛は油脂分やこびり着いた汚れを洗い落とすため、羽毛用洗浄機で洗浄されます。

当社の洗濯機は、大台ケ原山地の超軟水の湧き水を使用することと、当社独自の磨き洗いを用いることにより、他社とは比較にならないほど高い洗浄能力を発揮します。この能力により傷ついた羽毛を修復することができるのも大きな特徴です。

独自設計と技術および特殊な水を使用することにより少ない水でとてもきれいに洗浄、すすぎができます。
このように地球に優しく、羽毛に優しい優れた能力を兼ね備えています。さらに、洗浄後の羽毛に特殊な処理を施すことにより抗菌性、撥水性、防炎性など様々な性能を羽毛に付与することもできます。

洗濯機
羽毛を完全に広げる
乾燥機

【乾燥機】
約150度の高温で乾燥することにより、羽毛は機械に触れるとすぐに水分が蒸発し、弾むように上へと舞い上がります。

このようにすぐ乾燥し軽くなった羽毛は宙を舞う状態になるので、濡れた羽毛が下に溜まってヤケドすることなく、羽毛に優しい乾燥をすることが可能となります。
また高温により滅菌、消臭の効果もあります。

さらにスチーム&ドライ加工を施し羽毛を完全に広げ、ふんわりとした風合に仕上げることができるのが大きな特徴です。

乾燥機
目にも見えないホコリを取る 
冷却除塵機

【冷却除塵機】
冷却除塵機とは乾燥で高温になった羽毛の温度を冷ますとともに、目にも見えないようなホコリまで取り除く機械です。

乾燥後には洗浄では取れない油脂分を多く含んだホコリや垢まで徹底的に取り除くことができるため必要な工程となります。

冷却除塵機
毛根まで取り除く
選別機

【選別機】
選別機とは風でダウンとフェザーを分ける機械です。

複数ある部屋にはそれぞれ下に入り口、上に出口があり、軽いダウンは風で上まで飛ばされて次々と奥の部屋へ飛ばされ、重いフェザーは途中で落ちて手前の部屋で回収されるので、1つの原料を様々な品質の羽毛に分けることができます。

さらに当社の選別機は国内最大級の大きさをもつため、重いフェザーが隣の部屋に飛ばされることが非常に少なく、より確実にダウン率の高いものを作ることができます。さらに、羽毛を非常に密度の低い状態にして、洗浄、乾燥を経て初めて分離される毛根を取り除くことができるため、ニオイの元のひとつを取り除くことができます。また、除塵等で除去できなかった大きな雑物も除去することもできます。

キレイの秘密~品質管理編~

貪欲なまでの品質管理

河田フェザーで扱われている羽毛は全ロットこれらの厳しい試験を受け、詳細に分類され、徹底的に品質を管理されています。この貪欲なまでの品質管理への取り組みにより、お客様の求めるあらゆる種類の羽毛供給を可能にしています。
また、検査者は新しい分析方法を常に開発している飽くなき探究心を兼ね備えています。

組成混合率試験
羽毛の中に含まれている組成を1個1個ピンセットでより分けて、各成分が何%存在するか調べる試験です。

また当社では独自に未熟ダウン(換羽時期に生え始めたばかりのダウン)や類似ダウン(フェザーに近い形をしたダウン)、ネックフェザー(主に鳥の首回りに生える尖ったフェザー)がどれだけ含まれているかも調べています。

徹底的にホコリを取り除く
羽毛に付着したよごれを純水に溶かし出し、その水の透明度を調べることにより羽毛がしっかり洗われているかを確認します。
ここでも当社では独自で日本羽毛製品協同組合合格基準の2倍に当たる厳しい基準を用いています。
また、2000mmや3000mm、4000mmの透視度計を制作して、一部の特にキレイな羽毛ではこれらでも試験を行っています。
かさ高性試験

羽毛をステンレスの筒に入れ、上から円盤を乗せて羽毛がどれだけの高さで円盤を支えられるかで、羽毛の反発性を調べる試験です。
これは羽毛の品質を決める重要な試験になります。

使用する羽毛は蒸気とドライヤーでふんわりさせた後、温度20℃湿度65%に保たれた標準試験室に一日置いて状態を安定させます。
さらに当社ではより数値を安定化させるため、蒸気とドライヤーをかけた後の作業を全て標準試験室にて行っています。

酸素系数pH
酸素係数試験は硫酸と過マンガン酸カリウムという薬剤を使って、羽毛表面に付着している有機物の量を調べる試験です。
pH試験はpH計という機械を使って羽毛のよごれが溶けた水のpHを調べる試験になります。
どちらも羽毛の洗われ方や羽毛の状態を調べることができます。
油脂分率試験
JIS L 1903:2011 に基づき羽毛表面にある油脂成分を抽出し、それらが何%含まれているかを調べます。
その他の試験
その他の試験
その他の試験
他に、JISや日本羽毛製品協同組合で規定された、鳥種混合率、グレー羽毛混入率、水分率、陸鳥鑑別法、中古羽毛鑑別法を試料ごとに行っています。
また当社独自で、ホコリの量、におい、撥水性等、様々な試験方法を考案して品質の安定化に努めています。

キレイの秘密~品質安定化~

品質の安定化
MIXマシンは2種類以上の羽毛を混ぜ合わせることにより様々な品質の羽毛を作り出すことができる機械です。 お客様の求めるあらゆる種類の羽毛をいつでも安定した品質で供給できるように羽毛をブレンドしています。
羽毛は天産品であり、同じ農場で同時期に成育させても品質が毎年変化するほど同じものがふたつとありません。また、1羽の水鳥から採れる羽毛量があまりにも少ないため、同じ飼育地域から集めた複数の羽毛ロットを、当社の経験、知識、長年蓄積された膨大なデータに基づきブレンドの内容を決めています。
当社のMIXマシンは世界最大クラスの大きさを誇り、一度に大量の羽毛を混ぜ合わせることができます。 また羽毛はその特性上、移動のたびに組成に偏りができてしまいます。
当社では独自開発技術と設備により、精製された羽毛を入れるベールごとの差がないだけでなく、ベールの中まで均一な組成に作り上げるという、他では真似できないような高品質な精製羽毛に仕上げられるのが大きな特徴です。
この羽毛から作られる羽毛製品は、生産上の品質管理さえ行えば偏りのない均一な製品を作ることができます。

キレイの秘密~オートメーション化~

工場ラインは徹底したオートメーション化を行い、二重三重のセキュリティーの元、無人で動いていますので、人は羽毛の品質を見ながら機械の設定を行います。
天産品で同じものがふたつとないため、羽毛の確認をしながら経験と長年蓄積された膨大なデータに基づき設定を行わなければなりません。
洗浄・精製工程から出たホコリやゴミなどは自動焼却されるため、人はいわゆる3Kから解放され生産確認に集中することができます。
またすべて世界最大級の機械ですので、人が直接機械の内部に入り作業を行い、完全にキレイにしてからロット切替を行うことができるため、常識を超越した多品種生産も確実に行うことが可能です。